役員からのメッセージ

「写メール」開発者の私が選んだ、次の舞台。
それが、モルフォという会社です。

2000年にJ-フォン(現・ソフトバンクモバイル)が発売した、カメラ付き携帯電話で撮影した画像を電子メールに添付できるようにした「写メール」。このサービス開発を主導したのは、実は私です。“ミスター「写メール」”とも呼ばれた私が、なぜ今、モルフォという会社にいるのか。どんな魅力を感じ、これから何をしようとしているのか。皆さんにお話しします。

尾 慶二(常務取締役 営業本部長)

尾 慶二

独自の発想や技術で、上位を狙う醍醐味

当時、J-フォンは、通信インフラ面で大手2社に大きく差をつけられていました。その中でどう戦っていくのか。四六時中、それこそ就寝中にも夢を見るほど考えひらめいたのが、「感動を、その瞬間に送り届ける=写メール」のアイデアでした。その後、「写メール」の発想から開発され爆発的に売れた「カメラ付きケータイ」は、今や全世界で約11億台/年も販売される携帯電話端末の7割を占めるまでに至っています。
もともと私は、他人と同じことをするのが嫌いで、かつ最初から1番でいることが嫌い。結構なあまのじゃくと自覚しています。ですから、他にはないアイデアや技術をもって、下から上を駆逐していくハングリー精神、下克上の精神にひかれるんですよ。そこにこそ、挑戦する醍醐味や、達成する喜びがあると思うからです。

「写メール」の大ヒットを経て、私が今、大きな可能性を見いだしているのが、画像処理に関して数々の優れた技術を生み出しているモルフォです。「写メール」という新たな文化を土台にし発展してきた携帯電話の画像処理分野は、まだまだ発展の可能性を秘めている。日本の携帯電話は「ガラパゴス化」を懸念されていますが、ユーザーニーズの分析や、ベンダーに対する障壁などを崩していけば、技術力で世界を席巻できるはずです。私は、モルフォの高い技術力を広く世に送り出す、コーディネータ役を果たしたい。一方で、技術もわかり、ユーザーニーズもわかり、マーケティングもわかるエンジニア、「マーケットジニア」ともいえる存在でありたいし、そうした人材を育てていきたいと考えているのです。そう、我々は開発者である前に生活者なのですから。

他分野とのコラボレーションや、B to Cのビジネス展開も視野に

ここ数年で、モルフォの成長スピードは加速しています。2008年には、「FrameSolid®」(フレーム補間技術)や「ImageSurf®」(画像高速表示技術)など、技術的にハードルの高い製品をつくり上げ、端末への搭載を実現させました。いまや、モルフォの技術力はワールドワイドで賞をとるほど広く業界に知られ、認められるようになりました。

では、この先、モルフォはどのようなビジョンを持って進んでいくのか。人間の五感(視る、聴く、触る、味わう、嗅ぐ)のうち、「視る=画像」と「聴く=音楽」が今後も引き続き最大のビジネスチャンスになると考えられます。私たちモルフォは、「視る」画像処理の分野で優位性を持っています。今後は、「聴く」技術とのコラボレーションも視野に入れつつ、ユーザの感性に訴える、「これが欲しかったんだ!」と思ってもらえるワクワク・ドキドキするような製品を提供していきたい。さらには、組込み系の技術だけでなく、ユーザーニーズに応えるサービス展開や、それを支えるコア技術開発の分野に進出していくことも考えています。

ものづくりを楽しみ、最高の美酒を酌み交わそう

モルフォの強みは、ユーザーニーズにマッチした技術を次々に生み出せることです。楽しみながら自分が欲しくてつくった技術がユーザに受け入れられると、最高の喜びを味わえる。一方、ユーザーには技術を通じて自分の強い想いが伝わる。このような人と人との繋がりを“ひと肌の温もり”として表現できるような技術開発を一緒にやってみませんか。これから入社し、共に会社をつくっていく皆さんにも、ぜひ、この感動を味わってほしいと思います。

最高の美酒が飲めるのは、自分のつくったもの、売ったものが世に出るときです。私は皆さんと、おいしい酒を酌み交わしたい。そのためには、決して手を抜かず、それこそ四六時中、「いいものを提供しよう」「苦しくても、ものづくりが大好きなんだ」という気持ちで全力を傾けることです。こうした気持ちを共有できる人と、私は仕事がしたい。チーム全員が連携し、全社一丸となって助け合い、勝つことだけをイメージする。ものづくりを楽しむ。それが全身からにじみ出るような仕事をして、さらなる高みを目指し、進んでいこうではありませんか。

※「写メール」はソフトバンクモバイル株式会社の登録商標です。

プロフィール●たかお・けいじ

1984年、豊橋技術科学大学修士課程修了後、自動車メーカーのマツダに入社。92年、マツダが資本提携していた東京デジタルホン(J-フォンの前身。現・ソフトバンクモバイル)へ出向。携帯電話の開発に取り組み、2000年に「写メール」を開発。その後、2004年に退社後コンサルティング会社等を経て、08年1月、(株)モルフォに入社。

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