~三次元再構成技術の研究と『Morpho Photogrammetry Toolkit』を紹介~
株式会社モルフォ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平賀 督基、東証グロース市場:3653、以下「モルフォ」)は、株式会社EARTHBRAINが主催する「ランドログパートナー技術交流会」に参加し、三次元再構成技術の研究と自社製品『Morpho Photogrammetry Toolkit』について発表しました。

本発表では、モルフォが建設DX分野に注力している背景や、三次元再構成技術を通じた業界課題の解決への取り組みを紹介しました。
モルフォは、AI・画像処理分野で培った技術を活用し、建設現場のデジタル化を支援する「三次元再構成技術(3D Reconstruction)」の研究を進めています。
今回紹介した『Morpho Photogrammetry Toolkit』は、全天球カメラなどさまざまなカメラで撮影した画像から、短時間で高精度な3Dモデルを生成できるソリューションです。
主な特徴は以下の通りです。
・1分以内の撮影で広範囲を3Dスキャン
・3D Gaussian Splattingやメッシュ化、セグメンテーションに対応
・物体の自動分割や、施工過程のデータ化・プラニングが可能
・ドローンによる自動3Dスキャンも研究開発中
これらの技術により、施工記録や検収時の帳票作成を自動化し、床下・天井裏など目視確認が難しい箇所もデータとして可視化することが可能になります。
また、仮想的な施工シミュレーションや、物体の交換・編集を行うことで、建設現場の生産性向上や品質管理の高度化が期待されます。

登壇の様子

投影資料
国土交通省が推進するBIM/CIMによる建設DXにおいて、3Dモデルデータの活用は不可欠です。
建設業の現場では、効率化・安全性・品質確保の観点から、現実空間を高精度に再現する三次元再構成技術のニーズが高まっています。
参考:国土交通省「BIM/CIMの推進」
ランドログパートナーとは、建設業全体の生産プロセスの底上げを目指し、企業間の連携を促進する仕組みです。
建設関連企業のみならず、保険・金融・IT・通信など多様な業界の企業が参画し、技術交流会やビジネスマッチングなどを通じて、新たな協業やイノベーションの創出を促進しています。
詳細は以下をご覧ください。

モルフォは、今後もAI・画像処理技術を活用した三次元再構成の研究を進め、建設業界をはじめとする多様な分野でのDX推進に貢献してまいります。
これまでのランドログパートナー総会での登壇(2024年7月発表)に続き、今回の登壇を通じ、さらに多くの企業との連携を深め、社会課題の解決を目指します。
モルフォは「画像処理/AI(人工知能)」の研究開発型企業です。高度な画像処理技術を組み込みソフトウェアとして、国内外のスマートフォン、半導体メーカを中心にグローバルに展開しています。また、カメラで捉えた画像情報をエッジデバイスやクラウドで解析する、AIを駆使した画像認識技術を車載や産業IoT分野へ提供し、様々なイノベーションを先進のイメージング・テクノロジーで実現しています。
所在地:東京都千代田区神田錦町 2-2-1 KANDA SQUARE 11階WeWork内
代表者:代表取締役社長 平賀 督基(まさき)、【博士(理学)】
設立:2004年5月26日
資本金:1,858,943千円(2024年10月31日現在)
事業内容:画像処理およびAI(人工知能)技術の研究・製品開発。スマートフォン・半導体・車載・産業IoT向けソフトウェア事業をグローバルに展開。
ホームページ:https://www.morphoinc.com/
Facebook:https://www.facebook.com/morphoinc
株式会社モルフォ 広報担当 佐藤
お問い合わせフォーム: https://www.morphoinc.com/contact
*モルフォ、Morphoおよびモルフォロゴは株式会社モルフォの登録商標または商標です。